ビブリオバトルと子ども読書活動推進計画

ビブリオバトルは全国各地の自治体の子ども読書活動推進計画のなかでどのくらい言及されているのかを調べました。
岡野裕行 2022.01.17
誰でも

子ども読書活動推進計画をひたすら調べた日々

つい先日に「ビブリオバトルと子ども読書活動推進計画」という研究ノートを発表しました。『図書館界』という雑誌に掲載しています。

岡野裕行
@hiroyukiokano
『図書館界』の最新号に「ビブリオバトルと子ども読書活動推進計画」という記事を掲載していただきました。 instagram.com/hiroyukiokano/…
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2022/01/12 19:13
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1年前の年明けくらいに、全国47都道府県のすべての自治体のウェブサイトを確認し、「子ども読書活動推進計画」が公表されている自治体の計画のなかにビブリオバトルへの言及があったものを抜き出してその数をまとめました。
ちょうど1年前くらいは連日のようにひたすら地道に検索を繰り返す日々でした。

ビブリオバトルの普及活動の過程において、図書館業界に対しては2012年「Library of the Year 2012」の大賞受賞が、学校教育に対しては2013年5月に文部科学省が「第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」のなかで言及したことの影響力が語られることが多いのですが、では実際に文部科学省の計画は全国各地の自治体の計画にどのくらいの影響があったのかを考えたくて、まずは計画の策定状況をまとめようというところから行った研究です。

ここ数年の動向を辿ってみても、着実に各自治体の「子ども読書活動推進計画」に盛り込まれるようになったことが確認できます。23ページ分の分量があってやや長めなのですが、半分近くが表になっているので文章の部分はそれほど多くはないと思います。
この研究の調査を行った後にも「子ども読書活動推進計画」を整備している自治体がありますので、継続的な追調査も行ってみるとおもしろいと思っています。

ご関心がある方はぜひこちらの研究ノートをご覧ください。
今はまだウェブでは読めませんが、なるべく早いうちにオープンアクセスにしようと思いますので、手続きが完了するまでしばしお待ちください。

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